反対

2つの園の校区住人

■ 橿原市に希望するのはどんな子育て支援ですか?■

すべての未就学児、小学生を抱える世帯が歩ける範囲に公立幼稚園や小学校がある、子育てしやすい都市計画。

■ 真菅北幼稚園と耳成西幼稚園の閉園についてのご意見■

今回の耳成西と真菅北エリアが併合した、巨大こども園の運営に手を上げられるのは、橿原市の「常盤幼稚園」や「くちなし幼稚園」規模の幼稚園では資金面でも運営規模面でも到底無理なのは明らか。 橿原市内の幼稚園では手を上げられないとすれば、市外県外の、資本規模が大きな大手企業しか、このクラスのこども園の運営に手をあげることは不可能だろう。 国の補助金も使ってコストを落として運営できる大手資本の巨大私立幼稚園を官民共同で作るのは、明らかに地元の幼稚園いじめであり、民業圧迫、地元企業軽視としか思えない。 もちろん大手がこども園を運営するわけだから、弱者への配慮や、利用者の便宜よりも、法律や協定で違反にならないのであれば施設の運営費、経費、人件費に対する費用対効果のコストパフォーマンスを考えた経営方法であることは想像に難くない。 今の小規模な公立幼稚園だからできていた融通。 公務員である幼稚園教諭の献身的な努力。 そして地域の暖かい目があるからこそできていた弱者に寄り添ったきめ細やかで暖かい教育は経営効率を徹底的にマニュアル化し、無駄なことはしないという民間大手企業が運営するこども園では、確実に失われてしまうだろう。 仮にこども園にするとしても公教育に民間資本を入れるべきではない。 橿原市の人口増を目指して、企業を誘致し、働く世代を呼び入れるビジョンを掲げているのに、なぜ10園ある幼稚園を4園に減らして子育てしにくい街にするのか全く説明がつかない。 明石市みたいに子育てしやすい街として認知してもらい橿原市の人口を増やすためにも。橿原市内の10の公立幼稚園という教育施設は決して廃園にしてはいけない。 未来を担う子どもたちの教育と、街の発展のためのインフラは長期的な視野で公費を入れて守ることが行政の使命であり、そのために税金の運用を市民は行政に任せている。 「園児人数が少なく赤字運営だから」 「幼稚園教諭を募集しても集まらないから」 と、できない言い訳ばかりをして、短絡的に廃園にし民間に任せるなんてことは、園児を増やす努力をせず、魅力的な職場環境と条件を作る雇用者責任放棄し、私立幼稚園に入れなかった社会的弱者を切り捨てるもってのほかの愚策だ。 本気で子どもの教育環境を良くしようと活動する橿原市議会議員には、まさにこの橿原市の幼稚園の統廃合問題について真剣に考えて動いて欲しい。

皆様のご意見

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